「水の硬度」とは?
溶解しているカルシウムとマグネシウムの合計量が多いほど「硬水」と呼ばれ、逆に少なければ「軟水」です。
リファイン
ウォーター
(超軟水) |
ミネラル
ウォーター
(銘柄品) |
標準的な
水道水
(東京都、軟水) |
硬度の高い
水道水
(福岡、関東6県) |
ミネラル
ウォーター
(輸入銘柄品) |
井戸水
(硬水) |
水種 |
0.2ppm |
30ppm |
80ppm |
150ppm |
200ppm |
300ppm以上 |
硬度 |
カルシウムやマグネシウムが多い水で石鹸を泡立てようとしても思うように泡立ちません。逆に石鹸カスはたくさん出ます。これはカルシウムやマグネシウムと石鹸の成分が結合したものです。
シャワー後に髪の毛や肌がパサパサになったり、洗濯後に衣服がゴワゴワになったりするのは、実はこの石鹸カスが原因です。
本来、日本のわき水のほとんどは「軟水」です。それは地形によるものです。雨が降って地中の水が川に流れ、やがて海に流れるまでの時間が短いのです。そのために水に溶け込むカルシウムやマグネシウムの量が少ないのです。対して欧米諸国の広い大地では川が長くゆっくりと硬度成分(マグネシウム、カルシウム)を溶かすため沸き水のほとんどが「硬水」です。「硬水」は飲み水としては適していないので「飲料水を買う」という文化が欧米から生まれました。 |